(注)画像はイメージです。

本日の動き

11日(金)から14日(月)にかけての米国株式市場では、好決算を受けたJPモルガン・チェースなどの金融株や、一部のアナリストによる強気な業績予想が示されたエヌビディアをはじめとする半導体株がけん引役となり、主要3指数は揃って上昇しました。NYダウとS&P500指数は史上最高値を更新しています。米国株高の流れを引き継ぎ、本日の日経平均株価は前営業日比441円高の40,047円で寄り付き、取引時間中としては7月19日以来、約3ヶ月ぶりに40,000円を上回りました。寄り付き後も、東京エレクトロンやアドバンテストといった値がさの半導体関連株の上昇が日経平均株価を押し上げ、前営業日比626円高の40,232円で午前の取引を終えました。しかし、前営業日に好決算を受けて上昇したファーストリテイリングがこの日は反落し下げ幅を拡大したことで、日経平均株価は午後から徐々に上げ幅を縮小しました。引け間際には40,000円を割り込み、結局、前営業日比304円高の39,910円で本日の取引を終えました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国でNRF(全米小売業協会)が2024年年末商戦の見通しを発表する予定です。米国の消費動向は、米FRB(連邦準備理事会)による今後の利下げペースにも影響を与えるとみられ、注目が集まります。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

ご投資にあたっての注意点