(注)画像はイメージです。

本日の動き

前週末の米国株主要3指数は揃って続伸し、NYダウは3日連続で終値ベースでの最高値を更新しました。本日の日経平均株価は前週末比21円安の38,960円で始まり、その後は反発したものの39,000円を挟み一進一退となりました。衆議院議員総選挙の投開票を27日(日)に控え、国内政治の先行き不透明感が漂い、上値の重い動きが続きました。 また、本日午前中に、中国の中央銀行である中国人民銀行が実質的な政策金利を引き下げました。株式市場からは引き下げは想定通りと受け止められ、取引時間中の日本株への影響は限定的でした。大引けは前週末比27円安の38,954円で引け、小幅反落となりました。

個別株では、前週末の米国ハイテク株高を受けアドバンテストが大幅に上昇しました。終値は前週末比+2.67%で引け年初来高値となり、1銘柄で日経平均株価を56円押し上げました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

22日(火)にIMF(国際通貨基金)の世界経済見通しが発表され、経済情勢に対する判断が注目されます。日本では25日(金)の10月東京都区部消費者物価指数、27日(日)の衆議院議員総選挙の結果が注目されます。選挙結果などに対する観測報道に株式市場が左右される可能性もあります。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

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