(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日の米国株市場では、主要3指数が揃って上昇しました。26日(土)のイスラエルによるイランへの空爆が軍事施設のみに絞られ、石油インフラや核施設への被害がみられなかったことから、原油価格が下落しました。加えて、NYダウが前営業日まで5営業日連続で下落しており、短期的な割安感が意識されたことも下支えとなりました。本日の日経平均株価は、前日に大幅上昇した反動から前日比81円安の38,524円で始まり、寄り付き後は前日の終値近辺での値動きが続きました。しかし、米国株高による後押しのほか、衆議院議員総選挙通過による国内政治情勢への不透明感解消から買い戻しの動きが本日も継続し、徐々に上値を拡げる展開となりました。引けにかけて200円前後の上げ幅を維持し、大引けは前日比298円高の38,903円となりました。個別銘柄では、前日の決算発表で通期の純利益見通しを増益から一転して減益としたTOTOが前日比-12.61%となり、下落が目立ちました。一方で、好決算を発表した日東電工は前日比+2.97%、通期業績見通しを上方修正した塩野義製薬が前日比+2.79%と上昇しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国で10月のコンファレンスボード消費者信頼感指数と9月のJOLTS(雇用動態調査)が発表されます。いずれも、今後の金融政策を見通す上で注目です。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

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