(注)画像はイメージです。
本日の動き
東京市場が休場の間の年末年始の米国市場では、主要3指数がやや軟調に推移しました。2025年大発会の日経平均株価は、昨年末比50円高の39,945円で始まったものの、米国株安の流れを受け寄り付き後まもなく下げに転じました。日経平均株価への寄与度が高い値がさ株の下落が重石となり一時前日比661円安となり、その後も上昇に転じる材料に欠け、終値は昨年末比587円安の39,307円となりました。
個別企業では、大手海運企業の一角が上昇しました。一部報道機関により、日本の海運大手3社は2030年度までにLNG(液化天然ガス)運搬船を合計で4割超増やすと報じられました。トランプ新大統領は石油や天然ガスの生産・開発を拡大する方針を掲げており、今後LNG生産が拡大すれば、海運企業への収益に貢献するとの見方が広がりました。日本郵船は昨年末比1.27%高、商船三井は同2.45%高、川崎汽船は同1.64%高となりました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
米国では、7日(火)に12月ISM非製造業景気指数、8日(水)に12月ADP全米雇用レポート、10日(金)に12月米雇用統計が発表されます。また、8日(水)に12月FOMC議事要旨が発表され、インフレ・景気に関する議論に注目が集まります。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)