(注)画像はイメージです。

本日の動き

17日に発表された米国の5月小売売上高は前月比0.9%減となりましたが、駆け込み需要の反動による一時的な減少と見られ、消費全般は健全との見方が広がりました。一方、同日にはトランプ大統領のイランに対する強硬な発言から、米国がイランとイスラエルの紛争に関与するのではないかとの懸念が高まり、原油価格は一時1バレル当たり74.84米ドルと5ヶ月ぶりの高値を記録しました。これを受け、日経平均株価は前日比172円安で寄り付きましたが、その後は対米ドルでの円安を追い風に上昇しました。個別銘柄では、任天堂がSwitch2の世界販売の好調を受け、前場にこの日の高値となる前日比7.1%高となるなど5営業日連続で上昇しました。このほか、コナミグループなどゲーム関連株に加え、テクノロジー関連など中心に株価が上昇し、日経平均株価の上昇に寄与しました。本日夜にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を控えていることから、後場では上昇基調が一服する局面もありましたが、引けにかけて再び上昇し、日経平均株価は前日比348円高の38,885円の高値引けで取引を終えました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

18日の米国では、週間新規失業保険申請件数とFOMCの結果発表があります。足元の指標の結果などを受け、FRBがどのように米国経済を見通しているのか、注目が集まります。

(野村證券投資情報部 笠原 光)

ご投資にあたっての注意点