(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日の米国株は主要3指数が揃って下落し、本日の日経平均株価は前日比111円安の39,302円で始まりました。昨日引け後に、半導体大手のアドバンテストが第3四半期の決算発表と併せ通期の営業利益を上方修正しました。これを受け本日アドバンテストが一時前日比+6.9%の大幅高となり、値がさの半導体関連株も上昇し日経平均を押し上げました。午後には日銀の氷見野副総裁の講演があり、1月の金融政策決定会合後の市場の反応に対する発言が注目されました。講演では今後の金融政策運営について「日銀の見通しが実現していけば政策金利を引き上げる」との見解を改めて示すにとどまり、15時頃までの株式市場の反応は限定的なものとなりました。日経平均株価は上昇一服後に下げに転じ、前日の終値を挟み一進一退となったものの、大引けは前日比99円高の39,513円と続伸して引けました。アドバンテストは前日比+3.22%となり、1銘柄で日経平均株価を72円押し上げました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

日米ともに決算発表が本格化しています。本日米国では、アップル、インテルなどが決算を発表します。また2024年10-12月期実質GDP速報値が発表されるほか、12月の中古住宅販売仮契約や週間新規失業保険申請件数などの発表が予定されています。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

ご投資にあたっての注意点