(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日の米国株高を受け、本日の日経平均株価は前日比151円高の36,197円で始まりました。正午ごろには、日銀の金融政策決定会合において政策金利の据え置きが発表されました。同時に経済・物価情勢の展望(展望レポート)も公表され、米関税政策の影響を踏まえ、2025年度の実質GDP成長率や物価上昇率の見通しは前回1月時点から下方修正されました。日銀による利上げ時期が後ずれするとの思惑から、日本の長期金利は朝9時台の1.300%前後から一時1.260%前後へ低下(価格は上昇)しました。外国為替市場では朝9時台の1米ドル=143.00円台から、午後には一時1米ドル=144.20円台となり、円安進行を追い風に日経平均株価は一時前日比498円高と一段高となりました。個別株では、金利低下を受け銀行株が下落したほか、村田製作所が前日引け後に発表した決算内容が嫌気され、一時前日比-17.55%となり相場の重石となりました。日経平均株価は引けにかけてやや上げ幅を縮小させたものの、終値は前日比406円高の36,452円と6営業日続伸となりました。そのほか、米メタ・プラットフォームズが発表した設備投資計画を受けアドバンテストが上昇し、終値は前日比+6.89%となり1銘柄で日経平均株価を107円押し上げました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国では、4月ISM製造業景気指数が発表され注目が集まります。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

ご投資にあたっての注意点