
(注)画像はイメージです。
本日の動き
25日に、一部のアナリストがエヌビディアの目標株価を175ドルから250ドルへ大幅に引き上げたことを受け、エヌビディアをはじめとする米国半導体株が上昇しました。エヌビディアは史上最高値を付け、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株価指数(SOX)が上昇しました。その勢いは日本株市場にも波及し、26日の日経平均株価は寄り付き直後から半導体関連株が相場を牽引しました。前場では、一時前日比458円高の39,400円を付け、約4ヶ月ぶりの39,000円台に乗せました。後場に入っても、半導体株中心に上昇し、日経平均株価は前日比642円高の39,584円と高値圏で取引を終えました。個別銘柄では、アドバンテストがエヌビディアの史上最高値を追い風に、10,750円と株価分割考慮ベースで過去最高値を更新しました。また、ルネサスエレクトロニクスが経営戦略説明会でSiCパワー半導体への参入断念と、掲げていた売上高目標の達成時期を2030年から2035年へ延期すると発表したことを嫌気し、一時11%下落と大きく株価を下げました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
26日、米国では週間新規失業保険申請件数の発表が控えています。バーFRB理事の講演が予定されており、景気・インフレに対する評価が注目されます。
(野村證券投資情報部 笠原 光)