(注)画像はイメージです。

本日の動き

25日の日経平均株価は、方向感が定まらない中、半導体関連株の上昇に支えられて、底堅い値動きとなりました。前日の米国株式市場でハイテク株が大きく上昇した流れを引き継ぎ、日経平均株価は前日比113円高の38,904円で寄り付きました。しかしその後は上げ幅を急速に縮小させ下落に転じる場面もあり、前日終値を挟み小動きで推移しました。10時すぎ、日銀の田村審議委員が「物価上振れリスクが高まる場合には、たとえ不確実性が高い状況にあっても果断に対応すべき場面もあり得る」との認識を示したことで、外国為替市場では1米ドル=144.71円と昨日15:30時点の1米ドル=145.20円から円高に推移したことも、日経平均株価の重石となりました。その一方で、半導体関連株は上昇し、後場に入っても堅調に推移したことで日経平均株価は上げ幅を拡大させ、終値は前日比151円高の38,942円となりました。個別では、オリンパスが前日比-10.59%となりました。米FDA(食品医薬品局)が、当社の品質システムの規制違反が依然として存在することを懸念しているとして一部医療機器へ輸入警告を発表したことが嫌気されました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

25日、米国でパウエルFRB議長による上院での半期議会証言が行われます。昨晩の下院における証言内容から異なることはないと予想されますが、議員からの質問と回答に注目が集まります。

(野村證券投資情報部 松田 知紗)

ご投資にあたっての注意点