
(注)画像はイメージです。
本日の動き
日本時間23日に日米の関税交渉が合意したことで、米国とEUや中国など主要国との通商交渉の進展期待が高まりました。これらを受け24日の日経平均株価は前日比486円高の41,657円で続伸して寄り付き、その後は1日を通し幅広い銘柄が上昇し、東証33業種すべてが上昇しました。米国との関税交渉合意により日銀が利上げに動きやすくなったとの思惑が広がり、10年債利回りは一時1.600%へ上昇し(価格は低下)、これを好感して銀行株が前日に引き続き大幅に上昇しました。日経平均株価は一時前日比894円高の42,065円となり、その後一服したものの、終値は前日比655円高の41,826円となりました。連日で年初来高値を更新し、2024年7月11日以来の高値水準を付けました。TOPIXは前日比51ポイント高の2,977ポイントとなり、取引時間中の史上最高値である2024年7月11日の2,946ポイントを上回りました。このほか、トランプ大統領が23日発表した「AIアクションプラン」により、ソフトバンクグループが米国で進めるAIインフラ投資計画に追い風になるとの見方が広がりました。ソフトバンクグループの株価は一時前日比+3.59%の12,250円と、株式分割考慮後の上場来高値12,180円を超える場面もあり、終値は前日比+2.74%となりました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日は主要国の7月PMI(購買担当者景気指数)が公表されます。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)