
(注)画像はイメージです。
本日の動き
1日に公表された米国雇用統計が弱い結果だったことを受け、米国景気減速への懸念が広がりました。これを受け4日の日経平均株価は前営業日比680円安で寄り付き、その後まもなく949円安となりました。その後、心理的節目である4万円台を割り込むと押し目買いのような動きもみられ、日経平均株価の終値は前営業日比508円安の40,290円となりました。債券市場では、米国景気減速懸念により、日本の10年債利回りは低下(価格は上昇)し、一時1.465%と約1ヶ月ぶりとなる水準となりました。ドル円相場では、前週末の1米ドル150円台から147円台へと円高ドル安が進行しました。業種別では、金利低下が利ザヤの逆風となる銀行や保険が下落したほか、円高ドル安進行を受け、輸出関連の株も下落しました。個別株では、任天堂が1日に発表した決算内容が好感され逆行高となり、終値は前営業日比+5.12%となりました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
前週の日銀金融政策決定会合では、政策金利を据え置いた上で、物価見通しを上方修正し、利上げ姿勢を継続しました。今後の日銀の金融政策を占う上では、5日(火)発表の6月日銀金融政策決定会合議事要旨、8日(金)発表の7月日銀金融政策決定会合における主な意見が参考となります。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)