(注)画像はイメージです。

本日の動き

5日、トランプ大統領が今後導入予定の医薬品関税を最大250%まで段階的に引き上げると発言し、これは7月の閣議で表明されていた200%を上回ることから、同じく導入予定の半導体の関税に対しても不安感が広がりました。また、同日決算発表をしたアドバンスト・マイクロ・デバイセズが中国向けの出荷再開が不透明であることが示され、中国売上比率が比較的高い日本の半導体企業の株価が下落し、その影響で6日の日経平均株価も下落して始まりました。しかし、その後は前日発表された日本企業の好調な決算が株価を下支えし、前日終値付近へ早々に復調しました。10時30分頃、OpenAIが自社評価額を約5,000億円とする株式売出し協議を始めたと報じられました。この報道を受けて、過去に約3,000億円の評価額で同社へ出資していたソフトバンクグループの投資関連収益の拡大が意識されたことから、株価が上昇し日経平均株価を押し上げました。その後は、日経平均株価は40,700~40,800円前後で推移し、前日比245円高の40,794円で取引を終えました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国にて週間石油在庫統計の発表と複数の企業の決算発表が予定されています。

(野村證券投資情報部 笠原 光)

ご投資にあたっての注意点