
(注)画像はイメージです。
本日の動き
18日の日経平均株価は、底堅い米国の消費を追い風に連日の史上最高値更新となりました。15日に発表された7月の米小売売上高は自動車販売を中心に米国の消費が堅調であることを示す結果となりました。18日の東京為替市場では、朝方1米ドル=147円10銭台と15日15:30時点からほぼ横ばいだった米ドル円が147円50銭台へとやや円安方向に推移しました。これらを背景に、前営業日比74円高の43,452円で寄り付いた日経平均株価は、その後徐々に上げ幅を拡大し、午後の取引開始後間もなく、この日の高値となる前日比456円高の43,835円まで上昇しました。好調な米国の自動車販売や為替の円安進行を受けて、自動車や同部品株が軒並み上昇となったほか、15日に傘下のPayPay(ペイペイ)が米国株式市場上場へ向けた手続きを開始したと発表したソフトバンクグループのほか、ファーストリテイリングやアドバンテストといった値がさ株の上昇がこの日も日経平均株価を押し上げました。日経平均株価は引けにかけて堅調に推移し、終値は前日比336円高の43,714円となりました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
21~23日に開催されるジャクソンホール会議に注目が集まります。特に、22日にはパウエルFRB議長が講演を行う予定で、市場で高まる9月利下げへの見解によっては、株式市場の変動が大きくなるとみられます。
(野村證券投資情報部 秋山 渉)