(注)画像はイメージです。

本日の動き

19日の日経平均株価は、短期的な過熱感が警戒され小幅下落となりました。18日の米国ハイテク株上昇を背景に、19日の日経平均株価は前日比132円高の43,846円で寄り付き、史上最高値を更新したものの、足元では株価が最高値で推移していることで短期的な過熱感が意識され、まもなく下落に転じました。個別株では、19日早朝にソフトバンクグループが米半導体大手のインテルに20億米ドルを出資すると発表しました。AI半導体開発への期待感などから同社の株価は上昇し寄り付いたものの、その後は利益確定の動きもみられ一時前日比-5%を超える下落となりました。ソフトバンクグループの値動きと足並みを揃え、日経平均株価も一時前日比302円安まで下げ幅を拡大させる場面もありましたが、その後は米国利下げ観測や外国為替市場での円安進行により底堅く推移しました。日経平均株価の終値は前日比168円安の43,546円で取引を終えました。ソフトバンクグループの終値は前日比-4.0%となり、1銘柄で日経平均株価を135円強押し下げました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国の金融政策を占う上で、本日公表される7月FOMC議事要旨、21日(木)~23日(土)に開催されるジャクソンホール会議に注目です。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

ご投資にあたっての注意点