
(注)画像はイメージです。
本日の動き
28日の日本株市場は、27日の米国株市場引け後に発表されたエヌビディアの決算を受けて、データセンター関連の企業がけん引役となり、上昇しました。エヌビディアが発表した2025年5-7月期決算で、当社製品への旺盛な需要から、AIサービスの普及・拡大に向けたデータセンター投資が引き続き活発に行われていることが確認されました。エヌビディアが時間外取引で急落していたことを受けて、28日の日経平均株価は前日比212円安の42,308円で取引を開始しましたが、エヌビディアの決算について時間の経過とともに詳細が明らかになるに連れて、寄り付きは下落していたアドバンテストが上昇に転じたほか、ソフトバンクグループやフジクラといったAIデータセンター関連銘柄に加え、東京エレクトロンも徐々に上げ幅を広げる展開となりました。この4銘柄で日経平均株価を208円押し上げました。日経平均株価は引けにかけて堅調に推移し、終値は前日比308円高の42,828円で高値引けとなりました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
28日、米国でウォラーFRB理事が講演を行います。ウォラー氏は早期利下げを指示する姿勢を明確にしています。9月FOMCを控え、利下げに関するヒントを得られるか注目されます。
(野村證券投資情報部 秋山 渉)