
(注)画像はイメージです。
本日の動き
3日の米ハイテク株高を受け、4日の日経平均株価は値がさの半導体関連株が上昇し、終日堅調な推移が続きました。前日比154円高の42,093円で寄り付き、AIデータセンター関連の銘柄とされる半導体関連株の一角が上昇し相場をけん引しました。業種別では、銀行、保険が反発したほか、3日の米国市場でAI関連の光ファイバー需要が引き続き好調との見方が広がったことを受けて、日本国内でも電線株を含む非鉄金属のセクターが上昇しました。また債券市場では、財務省が4日に実施した新発30年国債の入札はまずまずの結果となり、超長期債を中心に国債利回りが低下(価格は上昇)しました。米ドル円相場ではやや円安米ドル高へ進行し、これを追い風に日経平均株価は一時前日比669円高となる場面もありました。終値は前日比641円高の42,580円と反発となりました。個別銘柄では、ソフトバンクグループとアドバンテストの終値がそれぞれ前日比+6.45%、+4.72%となり、2銘柄で日経平均株価を326円強押し上げました。一方、ニデックが、不適切会計の疑いを公表したことで大幅下落しました。終値はストップ安の前日比-22.43%で引け、日経平均株価採用銘柄で下落率首位となり、指数を37円押し下げました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
米国で、8月ISMサービス業景況指数、通信用半導体大手のブロードコムの決算が発表されます。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)