
(注)画像はイメージです。
本日の動き
22日の日経平均株価は、米国株高と円安進行が追い風となり最高値を更新しました。19日の米国株式市場で主要3指数が揃って最高値を更新したことを受け、本日の日経平均株価は前営業日比147円高の45,193円で寄り付きました。外国為替市場では米国長期金利の上昇を受け、前営業日15:30時点の1米ドル=147.70円台から一時148.35円まで円安が進行しました。円安を追い風に幅広い銘柄が上昇し、特に値がさの半導体関連株が相場をけん引する中、一時前営業日比711円高となりました。一方、19日の日銀金融政策決定会合の開票結果が、市場ではタカ派(金利引き締めに前向き)的な据え置きだったと受け止められ、早期の追加利上げに対する見方が強まりました。日本の10年債利回りは上昇(価格は低下)し、一時1.665%と約17年ぶりの高水準となりました。金利上昇が重石となり、後場は徐々に上げ幅を縮める展開となったものの、終値は前営業日比447円高の45,493円と、最高値を更新しました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日は自民党総裁選挙が告示されました(10月4日投開票)。今回の総裁選の結果次第で、経済政策や政権の枠組みが変わる可能性があることから、各候補の財政政策姿勢や成長戦略に対する市場の関心が集まっています。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)