
(注)画像はイメージです。
本日の動き
本日の日経平均株価は、終日45,000円を挟むもみ合いとなり、方向感に欠ける展開でした。3,9月期決算企業の配当権利落ち日にあたったため、寄り付きから下落して始まりました。また、10月3日に予定される米国の9月雇用統計の発表を控え警戒感が広がり、米ドル円が148円90銭台まで円高へ進行し、45,000円付近で一進一退の値動きが続きました。後場では、野口日銀審議委員の講演で、「政策金利調整の必要性がこれまで以上に高まりつつある」との発言があり、早期利上げ期待が意識され、米ドル円は148円70銭台とさらに円高方向に振れました。その後も、日経平均株価は45,000円が心理的節目として上値の重さが意識され、前営業日比311円安の45,043円で引けました。業種別では、銅事業増強の発表が好感されたJX金属を含む非鉄セクター以外は、全業種が前営業日比で下落しました。特に、輸送用機器セクターなど円高進行が重石となるセクターの下落が目立ちました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日米国では、8月中古住宅販売仮契約指数の発表が予定されています。また、ベッセント財務長官が次期FRB議長候補者との第一回面談を実施中です。
(野村證券投資情報部 笠原 光)