(注)画像はイメージです。

本日の動き

17日の日経平均株価は幅広い銘柄が下落し、3営業日ぶりの反落となりました。16日に明らかとなった米国地銀の信用不安問題を受け、日経平均株価は寄り付きから幅広い銘柄が下落し、反落して始まりました。その後、半導体関連株や防衛関連株の一角が上昇し急速に下げ幅を縮小させる場面もあったものの、午後には一時前日比783円安と、下げが加速する動きとなりました。来週の首相指名選挙の不透明感に加え、外国為替市場では円安米ドル高が進行したことも株価の重石となりました。日経平均株価の終値は前日比695円安の47,582円と3営業日ぶり反落となりました。業種別では、保険や銀行、証券など金融株が下落し、相場の重石となった一方、その他製品や食料、水産などの一部内需株は上昇し、相場を下支えしました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

市場では、米国の2025年7-9月期決算と、米中貿易摩擦に加え、日本の政局が注目されています。日本では本日、自民党と日本維新の会が、連立を視野に入れた2回目の政策協議を行う予定です。また、首相選挙が来週21日(火)に実施される運びとなり、政局への注目が続きます。

(野村證券投資情報部  清水 奎花 )

ご投資にあたっての注意点