このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年12月31日時点)

本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

15年半ぶりに1,000円台に接近

当社は、国内最大の金融グループで、国際展開に強みがあります。

(図1)株価は2022年3月に高値形成後、10月にかけて632.6円まで下落しましたが、その後大幅高となりました。

昨年12月には大陽線を伴いながら52週移動平均線や同年3月以降の下降トレンドラインを突破し、今年2月に999.5円まで上昇しました。

この先、急騰の反動をこなしながら、2008年7月以来約15年半ぶりとなる1000円台での相場展開が期待されます。

押しを入れる場合は1/3押し水準が最初の下値メド

(図2)一方、上昇一服の動きとなり押しを入れる展開となった場合は、2022年10月安値以降の上昇幅に対する1/3押し(877.20円)が最初の下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年2月24日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

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ご投資にあたっての注意点