本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比158円安の32,865円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、9月FOMCで利上げが見送られた一方、政策金利見通しがタカ派寄りの内容となり、主要3指数が下落したことが押し下げ要因となりました。また、日本の10年国債利回りが0.745%と2013年9月以来、10年ぶりの高水準になったことも国内株式市場への重石となりました。指数寄与度の高い値がさの半導体関連銘柄や高PERな成長株の下落が目立ちました。

中国を中心にアジア株式市場が総じて軟調なことも国内株式市場への重石となり、午後の取引時間中は32,600円を挟んで一進一退となりました。取引終了前にはこの日の安値となる32,550円を付ける場面もありましたが、引けにかけては小幅に値を戻し、前日比452円安の32,571円で本日の取引を終了しました。

東証33業種別では、精密機器の下落率が最も大きかったほか、鉱業も原油価格が下落した影響などにより、2番目の下落率となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
  前月:12.0    予想:-0.4
8月中古住宅販売件数(年率)
  前月:407万件 予想:410万件

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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