本日の株式市場

本日の日経平均株価は前日比381円安の32,189円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で金融引き締め長期化への懸念が高まり、米主要3指数が揃って下落したことが嫌気されました。日経平均株価は寄付き直後に下げ幅を一時416円まで拡大する場面もありましたが、売り一巡後は午後の日銀金融政策決定会合の結果発表を控えていることから様子見姿勢が強まり、下げ渋りました。後場に入り日銀が金融政策を維持すると決定したことから、ひとまず買い安心感が広がり下げ幅を縮小する展開となりました。もっとも取引終了後に植田日銀総裁の記者会見を前にして勢いは弱く、32,400円台を挟んで一進一退となりました。結局、この日の日経平均株価は前日比168円安の32,402円で取引を終えました。

個別では、ファーストリテイリングやダイキン工業、ソフトバンクグループといった値嵩株の一角が下落し、3銘柄で日経平均株価を約56円押し下げました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
9月S&PグローバルPMI(速報値)
 製造業
  前月:47.9  予想:48.0
 非製造業
  前月:50.5 予想:50.6

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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