本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前週末比114円高の32,517円で取引を開始しました。22日に日銀が金融政策の維持を決定し、引け後の記者会見では、日銀の植田総裁が金融政策の修正時期について明言を避けたことで、早期の利上げへの過度な懸念が後退しました。寄付き直後は下落に転じる場面もありましたが、前週の一週間で日経平均株価は約1,130円下落していた反動もあり、徐々に上げ幅を拡大する展開となりました。後場に入っても、新たな材料がない中、高値圏で一進一退となりました。結局、日経平均株価は前週末比276円高の32,678円とこの日の高値圏で取引を終えました。

個別では東京エレクトロンやソフトバンクグループ、アドバンテストといった値嵩株や半導体関連株の一角が上昇し、日経平均株価を約141円押し上げました。また、第一三共は22日に英アストラゼネカと開発中の抗がん剤について、臨床試験結果で改善を示したと発表したことが好感され、株価は前週末比+7.55%となり、値上がり率は首位となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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