本日の株式市場

本日の日経平均株価は前日比38円安の32,640円で取引を開始しました。前日の米国株式市場では、主要3指数揃って小幅に反発しましたが、米国長期金利は4.5%を上回り、約16年ぶりの高水準となりました。これを引き継ぎ、日本でも長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは0.745%まで上昇しました。金利上昇が嫌気され、グロース(成長)株が下落し、とりわけ半導体関連株の下落が重石となり、日経平均株価は寄付き後わずか30分ほどで前日比312円安まで下げ幅を広げました。長期金利の上昇で、収益環境の改善が期待された銀行業や保険業は逆行高となりました。しかし、その後の日経平均株価は新規の材料に欠き、32,400円を挟んで一進一退を続けました。引けにかけては再度下げ幅を広げ、前日比363円安の32,315円と本日の安値で取引を終えました。

東証プライム市場全体では幅広い銘柄が下落し、値上がり495銘柄に対して値下がり1,280銘柄と、全体の約7割にあたる銘柄が下落しました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
9月消費者信頼感指数(コンファレンスボード、総合)
  前月:106.1    予想:105.5
8月新築住宅販売件数(年率)
  前月:71.4万件   予想:69.8万件

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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