本日の株式市場

9月末の配当権利落ち日にあたる本日の日経平均株価は、前日比252円安の32,119円と反落して取引を開始しました。配当落ちによる影響で、日経平均株価は約225円程度押し下げられるとの試算を考慮すると、前日からは実質ほぼ横ばい水準での推移を続けました。とはいえ幅広い銘柄が下落し、原油高が好感された鉱業以外の業種は全て下落しました。米国の長期金利は一時4.64%となるなど上昇が続いており、11時前には、日本の10年国債利回りは0.75%と2013年9月以来およそ10年ぶりの高水準をつけました。米国での連邦政府機関閉鎖懸念や自動車業界のストライキ長期化懸念に日米長期金利上昇が加わり、市場では急速に警戒感が高まりました。日経平均株価は、前引け直前に前日比574円安と急速に下げ幅を広げ、後場寄り直後には一時前日比697円安の31,674円となる場面もありました。しばらく安値圏での推移を続けましたが、引けにかけては下げ幅を縮め、結局前日比499円安の31,872円で本日の取引を終えました。

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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