本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比146円高の32,018円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、米長期金利の上昇が一服したことにより、主要3指数が揃って上昇したことが好感されました。もっとも、米長期金利が依然として高水準にあることに対する警戒感は強く、寄付き後早々に下落に転じました。

昼前後には上昇に転じる場面もあったものの、米政府機関閉鎖への懸念や米国経済の先行きへの不透明感が払拭されていないことに加え、期末ということもあり勢いは弱く、終日を通して軟調に推移しました。引けにかけてやや下げ幅を縮小するなど、方向感に欠けた一日となり、日経平均株価は前日比14円安の31,857円と小幅に続落して取引を終えました。

個別ではデンソーや本田技研工業などが下落した一方で、前日にフィラデルフィア半導体株指数が上昇していたことから、東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連株が上昇し、2銘柄で日経平均株価を約85円押し上げました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
8月個人消費支出(前月比:%)
  前月:0.8 予想:0.4
8月個人所得(前月比:%)
  前月:0.2 予想:0.5
8月コア個人消費支出価格指数(前年比:%)
  前月:4.2 予想:3.9

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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