本日の株式市場

懸念されていた米国の政府閉鎖が回避された事が好感され、本日の日経平均株価は、前週末比244円高の32,101円と、3営業日ぶりに反発して取引を開始しました。寄付き前に発表された日銀短観で企業業績の改善が示された事も追い風となり、日経平均株価は、一時前週末比543円高の32,401円まで上げ幅を拡大しました。一方で、時間外の取引で米国の長期金利は4.6%を上回っており、日本の10年国債利回りも0.775%と、2013年9月以来およそ10年ぶりの高水準をつけました。日米の長期金利上昇が株価の上値を重くし、日経平均株価は上げ幅を縮め、後場中ごろには下げに転じました。引けにかけては下げ幅を広げ、結局前週末比97円安の31,759円と本日の安値で、3営業日続落して取引を終えました。

東証33業種別では、8業種の上昇に対して25業種が下落と、下落業種優勢となるなかで、長期金利の上昇が業績改善につながる銀行業は前週末比+1.25%と逆行高し、下値を支えました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
9月ISM製造業景気指数
 前月:47.6  予想:47.9

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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