本日の株式市場

前日の米国株式市場は、FRB高官の発言を受けて利上げ長期化への過度な懸念が和らぎ米長期金利が低下し、米主要3指数が揃って上昇しました。この流れを引き継ぎ、主力の値嵩株を中心に上昇し、日経平均株価は、前日比100円高の31,847円で取引を開始し、その後も、堅調に推移しました。後場に入ると、為替市場が1米ドル=148円台後半に円安米ドル高が進んだことが支援材料となり、日経平均株価は一時、前日比290円高の32,037円に上げ幅を広げる場面も見られましたが、目新しい材料に乏しく、結局、前日比189円高の31,936円で取引を終えました。

個別では、ファーストリテイリングや東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテストといった、値嵩株や半導体関連株の上昇が目立ち、この4銘柄で日経平均株価を約174円押し上げました。一方で、東証プライム市場では、値上がり銘柄380銘柄に対して、値下がり銘柄1,408銘柄と、値下がり優勢となり、TOPIXは前日比-0.19%で取引を終えました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
・ボウマンFRB理事講演
・アトランタ連銀ボスティック総裁講演(12日1:15)
・9月FOMC議事録(12日3:00)
・ボストン連銀コリンズ総裁講演(12日5:30)

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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