本日の株式市場
日経平均株価は、前日比184円高の32,120円で本日の取引を開始しました。前日の米国株式市場では、9月FOMC議事録で高金利を維持しインフレを抑制する必要があるものの、政策を慎重に進める姿勢が示されたことを受け、米長期金利が4.5%台へ低下し、主要3指数が上昇したことが押し上げ要因となりました。
米株式市場でハイテク株高が目立ったことを受けて、国内株式市場でも半導体関連銘柄や高PERの成長株の上昇が目立ちました。また、香港ハンセン指数や上海総合指数などを中心にアジア株式市場が堅調に推移したことも好感され、午後にかけて32,400円を上回る水準まで上昇し、高値圏で保ち合いとなりました。さらに取引終了前には32,500円に迫る水準まで一段と上昇幅を拡大する展開となり、この日の高値の前日比558円高の32,494円で取引を終了しました。
本日発表予定の海外経済指標等
【米国】
・9月消費者物価指数(前年比)
(総合) 前月:+3.7% 予想:+3.6%
(コア) 前月:+4.3% 予想:+4.1%
・アトランタ連銀ボスティック総裁講演
・ボストン連銀コリンズ総裁講演
(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成