本日の株式市場

本日の日経平均株価は前週末比332円安の31,983円で取引を開始しました。足元で中東情勢が緊迫化していることが株式市場の重石となりました。また、前週末の米国株式市場でフィラデルフィア半導体株指数が前日比-2.69%となり、国内の半導体関連株の上値を抑えました。寄付き後は、やや不安定な動きとなったものの、売り一巡後は31,700円前後でもみ合いとなりました。後場に入るとアジア株式市場が軟調に推移したことも嫌気され、日経平均株価は徐々に下げ幅を拡大する展開となりました。結局、前週末比656円安の31,659円と大幅に続落し、この日の安値圏で取引を終えました。

業種別では、中東情勢の緊迫化により、原油価格が上昇したことで、鉱業や石油石炭製品が上昇した一方で、空運業、陸運業の下落が目立ちました。

個別では、東京エレクトロンやファーストリテイリング、アドバンテストといった値がさ株や半導体関連株の一角が下落し、この3銘柄で日経平均株価を約207円押し下げました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
NY連銀製造業景気指数
  前月:1.9 予想:-5.0

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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