本日の株式市場

本日の日経平均株価は前日比404円高の32,063円と反発して取引を開始しました。各国首脳による外交を背景に中東情勢への過度な警戒は和らぎ、幅広い銘柄の上昇が相場を押し上げました。また、前日の米国株式市場はハイテク株中心に上昇しており、その流れを引き継ぎ東京エレクトロンなどの主力ハイテク株の上昇が目立ちました。寄付き後の日経平均株価は一時601円高の32,260円まで上げ幅を広げる場面もありました。しかし、32,000円台では上値は重く、日経平均株価は上げ幅を縮小し、32,000円を挟んで一進一退を続けました。長期金利の上昇やトヨタ自動車の6工場で一部稼働停止となっているとの報道も株価の重石となりました。日経平均株価は膠着したまま、前日比381円高の32,040円と心理的節目の32,000円を回復して取引を終えました。

東証プライム市場では、寄り付き直後の値上がり銘柄数は1,700を上回り全体の9割超でしたが、大引けの値上がり銘柄数は全体の7割超にあたる1,362銘柄となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【ドイツ】
10月ZEW景況感調査(期待)
  前月:-11.4 予想:-9.0

【米国】
9月小売売上高(前月比)
  前月:+0.6% 予想:+0.3%
9月鉱工業生産(前月比)
  前月:+0.4% 予想:0.0%

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら
ご投資にあたっての注意点