本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比462円安の31,579円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、米長期金利が2007年以来、約16年ぶりに4.9%台へ上昇し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下落が目立ったことが下押し要因となりました。セクター別では、前日に引き続き、半導体関連銘柄の下落が目立ち、なかでも指数寄与度の高い値がさ株である東京エレクトロンやアドバンテストなどは寄り付き後も上値が重く推移しました。

中国などアジア株式市場も軟調だったことに加え、日本の長期金利が午後にかけて0.84%まで上昇したことが、国内株式市場への重石となりました。日経平均株価は一時31,399円まで下げる場面もありましたが、ドル円が1ドル=149円80銭付近と前日に比べ円安ドル高となったことが下支えになりました。午後の取引時間中には31,544円まで値を戻す場面もあったものの、引けにかけては再び上値が重い展開となり、前日比611円安の31,430円で本日の取引を終了しました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
  前月:-13.5 予想:-7.0
9月中古住宅販売件数(年率
  前月:404万件 予想:389万件

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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