本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比265円安の31,164円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、米長期金利が一段と上昇したことを受け、主要3指数が揃って下落したことが嫌気されました。もっとも、前日に600円超下落していたこともあり、売り一巡後は下げ渋りを見せました。その後は、新たな材料に欠ける中、来週から本格化する主要企業決算の発表への期待から前日終値付近まで値を戻す場面もありました。しかし、週末を前にして、中東情勢の緊迫化への懸念もあり、日経平均株価は再度下げ幅を拡大し、前日比171円安の31,259円と続落して、この日の取引を終えました。


業種別では、ディフェンシブセクターの医薬品や、WTI先物原油価格が上昇したことを受けた鉱業の上昇が目立ちました。個別では、米メルクとがん治療薬で提携を発表した第一三共が前日比+14.41%と急騰した一方で、ファーストリテイリングやソフトバンクグループといった値がさ株の下落が目立ちました。

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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