本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比367円安の30,902円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で米長期金利が4.95%まで上昇したことや、一部大手ハイテク企業の決算が市場予想を下回ったことで、ナスダック総合指数の下落が目立ったことが重石となりました。半導体関連株や高PERな成長株の下落が目立ち、寄り付き後も下げ幅を拡大する展開となりました。

一方、日米金利差が拡大したことで、ドル円は一時1ドル=150円台後半を付ける場面もありました。円安ドル高へ推移したことが輸出関連企業株の下支え要因となり、午後にかけては30,700円付近で保ち合いとなりました。ただ、アジア株式市場が総じて軟調なこともあり、引け前に再び下げ幅を拡大し、前日比668円安の30,601円で本日の取引を終了しました。また、国内長期金利は2013年7月以来となる0.88%を付け、東証マザーズ指数は、前日比-15ポイントの632ポイントと終値ベースで1年4ヶ月ぶりの安値となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
7-9月期実質GDP速報値(前期比年率)
  前期:+2.1% 予想:+4.5%
9月耐久財受注(前月比、コア)
  前月:+0.9% 予想:0.0%

【ユーロ圏】
ECB金融政策理事会・結果発表
  (主要政策金利)前回:4.50% 予想:4.50%
  (預金ファシリティ・レート)前回:4.00% 予想:4.00%

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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