このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年11月分)。ただし直近上場銘柄は除く。

今回は2023年11月に新規登録された銘柄第2位の日本電信電話(9432)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

11月に入り13週線を下回る展開続く

当社は、東西地域会社やドコモを傘下に持つ日本最大手の通信事業持ち株会社です。

※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、2020年10月以降上昇トレンドとなっています。

ただ今年9月に高値形成後は押しを入れる展開となり、11月に入り13週移動平均線を下回る動きが続いています。

まずは同線(12月1日:175円)を早期回復し、今年9月高値(183.4円)などを目指す展開に復帰となるか注目です。

下値模索が続く場合は、26週線や52週線に注目

(図2)一方下値模索が続いた場合は、まず11月に下支えとなった26週線(同:169円)が最初の下値メドとして挙げられます。同線を割り込む展開となった場合は今年8月安値形成時に反発した上向きの52週線(同:163円)が下値サポート線として期待されます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年12月1日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

※画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点