このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年11月分)。ただし直近上場銘柄は除く。

今回は2023年11月に新規登録された銘柄第4位の本田技研工業(7267)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

早期に13週線に向けて戻しの動きとなるか注目

当社は二輪車のシェア世界首位を誇る、日本有数の自動車/二輪車メーカーです。

※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、今春に2021年中盤以降の横ばい相場を上にブレイクし、9月には1,821円まで上昇しました。

ただその後は調整の動きとなり、10月には今年1月安値~9月高値の上昇幅に対する1/3押し水準(1,546円)を達成しました。

調整一巡後に反発となった場合は、9月以降の下降トレンドラインを突破し、13週移動平均線 (12月1日:1,634円)に向けて戻しを試す動きとなるかが注目点として挙げられます。

調整継続の場合は50%押しなどが下値メド

(図2)一方この先株価が26週線(同:1,552円)を下放れる展開となった場合は、さらなる下値メドとして今年1月安値~9月高値の上昇幅に対する50%押し水準(同:1,408円)や上向きの52週線(同:1,347円)の水準が挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年12月1日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。  
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

※画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点