本日の株式市場

前日の米国市場でFRB高官のハト派的な発言を受けて、米10年債利回りが低下しました。為替市場では1米ドル=147円台半ば近辺と前日に比べて米ドル安円高水準となっていたことから輸出関連株を中心に下落優勢となり、日経平均株価は前日比163円安の33,244円で取引を開始しました。寄り付き後も為替市場で円高が進行したことで、日経平均株価は一時、前日比229円安の33,179円に下げ幅を広げました。下げ一巡後は、米国金利の低下を背景に一部の値がさグロース(成長)株の一角や、半導体関連銘柄の上昇が支えとなり、前日比上昇に転じ、前日比107円高の33,516円に上げ幅を広げる場面も見られましたが、大引けにかけて徐々に上げ幅を失い、前日比87円安の33,321円で取引を終えました。

東証33業種別指数では、鉄鋼、銀行、海運など29業種が下落した一方、輸送用機器、電気・ガス業など4業種が上昇となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
地区連銀経済報告(ベージュブック)(30日4:00)

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

※掲載している画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点