本日の株式市場

前日の米国株式市場では、10月JOLTS求人件数が市場予想を下回り、2021年3月以来の低い水準となったことで、米労働市場の緩和が意識され、長期金利が低下しました。日経平均株価は、前日までの3営業日で710円超下落していた反動や、米長期金利の低下を受けて、前日比153円高の32,928円と反発して取引を開始しました。寄り付き後も、為替市場でドル円相場が1米ドル=147円台前半と、前日並みの水準を維持したことや、NYダウ先物指数が日本の取引時間中に堅調に推移したことが支援材料となり、日経平均株価は大引けにかけて上げ幅を広げる展開となりました。大引け間際に本日の高値となる前日比676円高の33,452円を付け、670円高の33,445円と4営業日ぶりに反発して取引を終えました。日経平均採用銘柄では6銘柄のみが下落となる全面高の展開となりました。

東証33業種別指数では、33業種全てが上昇となり、上昇率上位は精密機器(前日比+3.18%)、電気・ガス業(同+2.96%)、証券商品先物(同+2.69%)となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
11月ADP全米雇用レポート(前月差)
  前月:+11.3万人 予想:+12.0万人

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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