本日の株式市場

本日の日経平均株価は前日比257円安の32,600円で取引を開始しました。前日の米国株式は上昇したものの、為替市場でドル円レートが大きく円高に振れたことに加え、寄り前に発表された実質GDPの2次速報値が1次速報値から下方修正されたことが嫌気されました。寄付き後は徐々に下げ幅を拡大する展開となり、32,300円近辺でもみ合いとなりました。その後は重要指標の11月米雇用統計の発表を今晩に控える中、安値圏のまま推移し、下げ幅は一時前日比652円安まで拡大する場面もありました。引けにかけてやや値を戻したものの、前日比550円安の32,307円と続落して、この日の取引を終えました。 業種別では、原油価格下落を背景に、燃料コストが低下するとの期待が広がり、空運業が前日比+0.51%と上昇した一方で、円高による採算悪化懸念から輸出企業などの株価が軟調となり、中でも輸送用機器の下落が前日比-3.69%と目立ちました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国 】

 11月雇用統計

 非農業部門雇用者数(前月比:万人)

  前月:+15.0 市場予想:+18.0

 失業率(%)

  前月:3.9 市場予想:3.9

 平均時給 前年比:%

  前月:4.1 市場予想:4.0

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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