本日の株式市場

前日の米国株式市場では、早期利下げへの期待が株価を押し上げ主要3指数は揃って上昇し、年初来高値を更新しました。この流れを引き継ぎ、本日の日経平均株価は、前日比315円高の33,107円で取引を開始しました。米国で半導体関連株が上昇した事を手掛かりに、東京エレクトロンやアドバンテストなどの上昇が目立ちました。債券市場では、日銀の早期政策修正観測は和らぎ、長期金利は低下しました。金利低下による業績悪化懸念から銀行株は逆行安となり、重石となりました。その後は、為替市場で円高米ドル安が進行したことが嫌気され、日経平均株価は上げ幅を縮小しました。米国消費者物価指数の発表を今夜に控え、日経平均株価は32,800円台前半で膠着を続け、結局前日比51円高の32,843円と小幅に続伸して取引を終えました。

東証プライム市場では値上がり565銘柄に対して、値下がりは1,050銘柄で優勢となり、TOPIXは前日比-0.23%と反落しました。

本日発表予定の海外経済指標等

【ドイツ】
12月ZEW景況感調査(期待)
  前月:9.8 予想:9.5

【米国】
11月消費者物価指数(前年比)
  (総合) 前月:+3.2% 予想:+3.1%
  (コア) 前月:+4.0% 予想:+4.0%

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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