本日の株式市場

前日の米国株式市場では、11月CPI(消費者物価指数)が前年同月比+3.1%と市場予想と一致し、注目イベントを無難に通過したことから、米主要3指数が小幅続伸しました。この流れを引き継ぎ、本日の日経平均株価は、前日比129円高の32,973円で取引を開始しました。寄り前に発表された日銀短観で、大企業・製造業の業況判断指数が3四半期連続で改善したことや、米10年債利回りの低下を背景に、半導体関連株が上昇し、一時、前日比260円高の33,104円に上げ幅を拡大しました。しかし、その後は、日本時間14日未明に控えているFOMCの結果発表が気がかりとなる中で、新規の取引材料に乏しく、上げ幅を縮めると、終値は前日比82円高の32,926円で取引を終えました。個別では、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連銘柄の上昇が目立ちました。

TOPIXは前日比+0.07%とほぼ横ばいとなりました。東証33業種別指数では機械、銀行業、精密機器など9業種が上昇した一方、鉱業、海運業、建設業など24業種が下落となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
・11月生産者物価指数(前年比)
  【総合】前月:+1.3% 予想:+1.1%
  【コア】前月:+2.4% 予想:+2.2%

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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