本日の株式市場

前日の米国株式市場では、FRBが12月FOMCで政策金利を3会合連続で据え置きました。また、FOMCメンバーによる政策金利見通しで2024年末までに3回の利下げを見込んでいることが示され、米主要3指数は上昇しました。

米株高を受け、本日の日経平均株価は、前日比105円高の33,032円で取引を開始し、寄り付き直後にはこの日の高値となる33,120円を付ける場面もありました。ただ、為替市場ではFOMCの結果を受け、円高米ドル安が急激に進行しました。4ヶ月ぶりに1米ドル=142円を割り込んだことが、輸出関連企業への重石となりました。日経平均株価は、下落へと転じた後は、下げ幅を拡大し、昼過ぎにはこの日の安値となる32,515円を付けました。一方、引けにかけては、ハンセン指数などアジア株式市場が上昇して推移したことが下支えとなり、下げ幅をやや縮小すると、前日比240円安の32,686円で本日の取引を終了しました。

東証プライム市場では、値下がり銘柄数が1,221銘柄となり、値上がり銘柄数の404銘柄を大きく上回りました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
11月小売売上高(前月比)
  前月:-0.1% 予想:-0.1%

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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