本日の株式市場

前日の米国株式市場では、堅調な経済統計や、FOMCの結果を受けた利下げ期待を背景に主要3指数が揃って上昇したほか、半導体関連のSOX指数の上昇も目立ちました。米株高を受け、本日の日経平均株価は、前日比74円高の32,760円で取引を開始すると、その後も上昇幅を広げ、午前の取引時間中にはこの日の高値となる33,122円を付けました。セクター別では、米半導体関連の上昇が好感され、信越化学工業やアドバンテスト、東京エレクトロンなど国内半導体関連が上昇し、日経平均株価を押し上げました。 ただ、11時に発表された複数の中国主要経済統計は、強弱入り混じる結果で、中国景気への懸念を払しょくするほどには至らず、上値を抑える展開となりました。また、ドル円が一時、1米ドル=141円台半ばまで円高ドル安になったことも上昇幅を縮小させる要因となりました。午後の取引時間中には一時32,877円を付けたものの、引けにかけて再度高くなり、前日比284円の32,970円で本日の取引を終了しました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
12月 NY 連銀製造業景気指数
  前月:9.1 予想: 3.8
11月鉱工業生産 前月比
  前月: 0.6% 予想: :+0.2
12月 S&P グローバル PMI
  (製造業) 前月: 49.4 予想: 49.3
  (サービス業) 前月: 50.8 予想: 50.7
【ドイツ】
12月 HCOB ドイツ PMI
  (製造業) 前月: 42.6 予想: 43.2
【ユーロ圏 】
12月 HCOB ユーロ圏 PMI
  (製造業) 前月: 44.2 予想: 44.6
  (サービス業) 前月: 48.7 予想: 49.0

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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