本日の株式市場

本日の日経平均株価は前週末比201円安の32,769円で取引を開始しました。寄付き後は、日銀の金融政策決定会合の結果発表を明日に控え、金融政策転換への警戒感から徐々に下げ幅を拡大しました。売り一巡後は32,500円台でもみ合いとなり、下げ幅は一時前週末比429円安となる場面もありました。後場に入ると、米株価指数先物が堅調に推移していることから、日経平均株価は徐々に下げ幅を縮小する展開となりました。結局、この日の日経平均株価は前週末比211円安の32,758円と、ほぼ寄値まで回復して取引を終えました。

業種別では、海運業が前週末比+5.61%と大きく上昇しました。紅海に通じるイエメン沖で、イスラエルと敵対する勢力が、船舶への攻撃を活発化しており、欧州の海運大手が周辺海域での運行を見合わせていることから、海運運賃上昇の思惑が広がりました。

個別では、ファーストリテイリングやアドバンテスト、リクルートホールディングスなどが下落し、3銘柄で日経平均株価を84円超押し下げました。

本日発表予定の海外経済指標等

【ドイツ】
12月Ifo企業景況感指数
  前月:87.3 予想:87.8

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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