本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比15円高の32,774円で取引を開始しました。寄付き後、日銀の金融政策変更への警戒感から下落に転じ、一時同104円安まで下げ幅を広げました。米国鉄鋼大手USスチールを買収すると発表した日本製鉄は、買収の成否や費用負担が懸念され一時前日比-6.14%となりました。一方で日経平均株価の下値は堅く、下げ幅を縮め再度上昇に転じると、前日終値を挟んで一進一退を続けました。後場寄り前に日銀会合が終了し、現行の金融緩和策は据え置かれた事が伝わると、市場では金融政策変更への過度な警戒は後退して円安株高となりました。日経平均株価は急伸し、33,000円を上回り高値圏での推移を続けました。引けにかけては上げ幅を広げ、前日比460円高の33,219円と、本日の高値で反発して取引を終えました。

日経平均株価の主力銘柄では、ファーストリテイリングは前日比+2.18%、東京エレクトロン同+3.67%、アドバンテスト同+4.09%となり、3銘柄で日経平均株価を218円超押し上げました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
・11月住宅着工・建設許可件数(年率、万件)
  (着工) 前月:137.2 予想:136.0
  (許可) 前月:149.8 予想:146.5

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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