本日の株式市場

前日の米国株式市場では、12月FOMC議事要旨で参加者が当面の間、金融引き締めを維持する方針であることが確認され、主要3指数のうちハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下落が目立ちました。米株安が重石となり、2024年大発会の日経平均株価は、昨年末比271円安の33,193円で取引を開始し、寄り付き後、一時は771円安の32,693円まで下落しました。半導体関連株をはじめとする成長期待の高い銘柄群の下落が目立ちました。

ただ、午後にかけては下落幅を縮小する展開となりました。為替市場が1米ドル=143円70銭近辺へと円安米ドル高に推移したことが、輸出関連株への下支えとなりました。大引け前には一段と下落幅を縮小させ、前日比175円の33,288円で本日の取引を終了しました。円安ドル高が好感されたことも国内株式市場への追い風となり、東証の値上がり銘柄数は1,216と、値下がり数の410を大きく上回り、TOPIXは昨年末比12.40ポイント高の2,378.79ポイントとなりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
12月ADP全米雇用レポート(前月差)
  前月:+10.3万人 予想:+12.5万人

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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