本日の株式市場

本日の日経平均株価は前週の流れを引き継ぎ、前週末比57円高の35,634円で取引を開始しました。もっとも、日経平均株価は前週に約2,200円上昇したことに対する短期的な過熱感もあり、下落に転じる場面もありました。その後は日本株に対する先高観が強く、徐々に上げ幅を拡大し、後場には一時、1990年2月以来となる、36,000円を上回りました。心理的な節目の36,000円に達した後は、上値を追う動きは弱まり、やや上げ幅を縮小し、前週末比324円高の35,901円と、6営業日続伸し、連日で昨年来高値を更新しました。

業種別では、海運業や証券商品先物の上昇が目立ちました。海運業は中国コンテナ船運賃指数が大幅に上昇したことが好感され、川崎汽船の株価は前週末比+9.60%となり、値上がり率首位となりました。また、証券商品先物は足元の株高を受け、証券会社の業績改善期待が高まり、大和証券グループ本社が前週末比+5.94%となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【ユーロ圏】
・11月鉱工業生産(前月比:%)
  前月:-0.7% 予想:-0.3%

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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