本日の株式市場

本日の日経平均株価は前日比7円高の35,909円と続伸して取引を開始しました。寄り付き直後、同53円高の35,955円まで上げ幅を広げました。しかし、前日までの6営業日で約2,600円の急上昇となった事への警戒が強まり、下げに転じると一時前日比314円安の35,587円まで下げ幅を広げました。朝方発表された2023年12月の企業物価指数が市場予想を上回ったことを受け、長期金利が上昇した事や米国株先物が下落した事も投資家心理を冷やしました。その後は新規の材料に欠き、日経平均株価は35,600円台のレンジ内での推移を続けました。引けにかけては本日の安値圏で下げ渋り、前日比282円安の35,619円と反落して取引を終えました。

東証33業種別では、28業種が値下がりする一方で5業種が値上がりしました。中東での地政学リスクの高まりによりコンテナ船運賃が上昇するとの見方が広がり、海運業は前日比+2.26%となり業種別上昇率のトップとなりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【ドイツ】
1月ZEW景況感調査(期待)
  前月:12.8 予想:11.7

【米国】
1月NY連銀製造業景気指数
  前月:-14.5 予想:-5.0

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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