本日の株式市場

本日の日経平均株価は前日比231円高の35,850円で取引を開始しました。米半導体株の上昇や、為替市場で円安・米ドル高が進行したことが好感され、東京エレクトロンやソフトバンクグループなどの主力値嵩株の上昇がけん引し、一時、同620円高の36,239円まで上げ幅を広げました。しかし、朝方、上海証券取引所が日本株のETFの売買を一時停止したとの報道がありました。また、昼前の中国の12月小売売上高が市場予想を下回るなど中国経済指標の発表が冴えず、上海や香港株式市場が軟調となり、日経平均株価は急速に上げ幅を縮める展開となりました。後場に入ると、一段安となり、日経平均株価は前日比終値を挟み推移した後、前日比141円安の35,477円と本日の安値圏で取引を終えました。取引時間中の高安値幅は762円と、昨年7月28日の取引時間中にYCC修正議論の報道があった日以来の荒い値動きとなりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
12月小売売上高(前月比)
  予想:+0.4% 前月:+0.3%

12月鉱工業生産(前月比)
  予想:-0.1% 前月:+0.2%

1月NAHB住宅市場指数
  予想:39 前月:37

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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