本日の株式市場

前日の米国株式市場では、12月米小売売上高が市場予想を上回ったことで早期利下げ期待が後退し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株式指数を中心に主要3指数が下落しました。

米株安を受けて、日経平均株価は、前日比106円安の35,371円で本日の取引を開始しました。また、寄り前に発表された11月機械受注で、設備投資の先行指標である船舶・電力を除く民需の受注額が市場予想を下回ったことも重石となりました。ただ、前日に比べ為替市場が一時148円台と円安ドル高となったことが輸出企業の業績押し上げ効果への期待が下支えとなりました。

午後の取引時間は上昇幅を縮小すると、大引け前にかけて35,450円付近の狭いレンジで推移しました。来週から本格化する決算発表や日銀金融政策決定会合を見極めたいと考える投資家心理が上値を抑えた模様で、前日比11円安の35,466円で本日の取引を終了しました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
  前月:-12.8 予想:-6.7

12月住宅着工・建設許可件数(年率)
  (着工)前月:156.0万件 予想:142.5万件
  (許可)前月:146.0万件 予想:147.6万件

【ユーロ圏】
12月ECB金融政策理事会議事録

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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